特殊算とは? 種類の一覧と、それぞれの考え方

特殊算は、決まった型の文章題を、方程式を使わずに解くための算数の解き方です。鶴亀算・旅人算・仕事算・植木算・ニュートン算などがあり、中学受験の算数や、就職試験の SPI の非言語でよく出ます。

種類は多いものの、要になる考え方は少しです。「全部が片方だったら」と仮定する、変わらない量(差や食塩の重さ)を見つける、1 分(1 日)あたりの量に直す。どれも、方程式で解くときの式の意味を、目に見える形にしたものです。

和と差の特殊算には、どんな種類がある?

  • 鶴亀算

    どんな問題数の合計と足の合計から、それぞれの数
    要の考え方全部が片方だったと仮定して、差を 1 つあたりの差で割る
  • 過不足算

    どんな問題配り方を変えたときの余りと不足から、人数
    要の考え方全体の差 ÷ 1 人あたりの差
  • 年齢算

    どんな問題何年後に何倍になるか
    要の考え方年の差は変わらない
  • 植木算

    どんな問題間隔と長さから、木の本数
    要の考え方本数と間の数は 1 つずれる

速さの特殊算には、どんな種類がある?

  • 旅人算

    どんな問題2 人が出会う・追いつく時間
    要の考え方向かい合えば速さの和、追いかければ速さの差
  • 流水算

    どんな問題川を上る・下る船
    要の考え方流れの速さ =(下り − 上り)÷ 2
  • 通過算

    どんな問題列車が鉄橋やトンネルを通過する時間
    要の考え方列車の長さも進む距離に入れる
  • 時計算

    どんな問題長針と短針の角度、重なる時刻
    要の考え方1 分に 5.5 度ずつ追いつく

割合の特殊算には、どんな種類がある?

  • 仕事算

    どんな問題何人かで仕事をすると何日か
    要の考え方全体を 1(最小公倍数)とし、1 日の量に直す
  • ニュートン算

    どんな問題減らす間にも増える行列や水
    要の考え方2 つの条件の差から、1 分に増える量を出す
  • 濃度算

    どんな問題食塩水を混ぜる・薄める
    要の考え方食塩の重さで考える

ほかにも、損益算(原価・定価・売値)、相当算(全体の何分のいくつ)、分配算(和と比から分ける)、消去算(2 つの式から 1 つを消す)などがあります。

方程式で解ければ、特殊算はいらない?

答えを出すだけなら、方程式で解けます。どの記事にも「方程式で解くと」の節を置いたとおり、特殊算の手順は、方程式の変形とほとんど同じです。

それでも特殊算の考え方を知っておくと、式を立てる前に答えの見当がつき、式の意味もわかります。中学受験では方程式を使わずに解くのが前提で、SPI のように時間の短い試験では、型を知っていると速く解けます。

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