モーニングルーティンの作り方は?
モーニングルーティンは、朝に決まった順で行う行動のひとまとまりです。作るときは、「起きたら」「コーヒーを淹れたら」のように、毎朝かならずすることに結びつけ、3 つほどの小さな行動から始めると続きやすくなります。
朝は習慣をつくりやすい時間かもしれません。毎日のストレッチを習慣にする研究(Fournier ほか 2017)では、朝に行った人は平均約 106 日、夜に行った人は約 154 日で自動的になると見積もられました。2024 年の研究のまとめ(Singh ほか)も、朝に行う習慣は強くなる傾向があったとしています。
モーニングルーティンとは?
英語の morning routine で、朝の決まった行動の流れのことです。「起きたら水を飲む → カーテンを開ける → コーヒーを淹れる」のように、順番まで決まっているのがふつうです。
1 つひとつは小さくても、流れとしてくり返すうちに、前の行動が次の行動のきっかけになっていきます。
朝は、習慣にしやすい?
Fournier らは、48 人の学生に 90 日間、毎日同じストレッチをしてもらいました。半分は朝起きてすぐ、半分は夜寝る前です。伸び方の曲線から見積もると、自動的になるまでの日数は、朝の組が約 106 日、夜の組が約 154 日でした。
ほかの研究も合わせてまとめた Singh らは、朝に行うこと、自分で選んだ習慣にすることなどが、成功を後押しするかもしれないとしています。
続く作り方
- 朝、毎日かならずすることを書き出す(起きる、顔を洗う、コーヒーを淹れる、家を出る など)
- 足したい行動を 1〜3 つ選ぶ。自分でやりたいと思えるものにする
- 「〇〇したら、△△する」と、書き出した行動のあとにつなげる
- 1 つは 1〜5 分で終わる大きさにする
- しばらく続けて、しっくりきたら 1 つ足す
「〇〇したら、△△する」の決め方は、if-thenプランニングとは?にくわしく書きました。
モーニングルーティンの例
| 日 | 例 |
|---|---|
| 出勤の日 | コーヒーを淹れる → 通勤の準備 |
| 在宅の日 | コーヒーを淹れる → デスクを整える → 観葉植物に水をやる |
| 休みの日 | ゆっくり朝食をとる → 軽く体を動かす → 観葉植物に水をやる |
出勤の日
例コーヒーを淹れる → 通勤の準備在宅の日
例コーヒーを淹れる → デスクを整える → 観葉植物に水をやる休みの日
例ゆっくり朝食をとる → 軽く体を動かす → 観葉植物に水をやる
出勤の日と休みの日では、起きる時間も朝の流れも違います。毎日同じルーティンにこだわると、合わない日に崩れやすくなります。理由はルーティンが続かないのはなぜ?に書きました。
参考にした資料
- Fournier ほか (2017) Effects of circadian cortisol on the development of a health habit. Health Psychology, 36, 1059–1064
- Singh, Murphy, Maher & Smith (2024) Time to Form a Habit: A Systematic Review and Meta-Analysis of Health Behaviour Habit Formation and Its Determinants. Healthcare, 12, 2488
記事は、習慣づくりの研究を一般向けにまとめたものです。体や心の不調、眠りの悩みについては、医師などの専門家に相談してください。