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if-thenプランニングとは? やり方と例

if-then プランニングは、「もし X の場面になったら、Y をする」と、行動するきっかけと中身を前もって決めておく計画のしかたです。心理学者のペーター・ゴルヴィツァーが研究してきた「実行意図(implementation intention)」がもとになっています。

「運動する」という目標だけを持つより、「いつ・どこで・どうやるか」まで決めておくほうが、実行されやすくなります。94 の検証をまとめた分析(Gollwitzer と Sheeran 2006)では、目標の達成に中くらいから大きめの効果(d = 0.65)がありました。

目標を立てるのと、何が違う?

「毎日勉強する」は、どこに向かうかを決める目標です。if-then プランニングは、それに「どの場面で始めるか」を足します。ゴルヴィツァーは、決めておいた場面が実際に来たとき、行動が自動的に引き出されるようになると説明しています。

迷う時間や、始めるきっかけを探す手間が減るので、特に「なかなか始められない」ことに効きます。

どのくらい効果がある?

ゴルヴィツァーの 1999 年の論文では、こんな実験が紹介されています。参加者に、クリスマスイブをどう過ごしたかのレポートを、イブから 48 時間以内に書いて送るよう頼みました。半分の人には「いつ・どこで書くか」を決めてもらいました。

  • いつ・どこで書くかを決めた

    期限までに書いた人約 4 分の 3
  • 決めなかった

    期限までに書いた人約 3 分の 1

その後、94 の検証をまとめた分析(Gollwitzer と Sheeran 2006)でも、目標の達成に中くらいから大きめの効果が確かめられています。始めること、じゃまが入っても続けること、うまくいかないやり方を切り替えることにも効いていました。

書き方と例

「もし〇〇したら(場面)、△△する(行動)」の形で、1 文で書きます。場面は、毎日かならず来るものを選びます。

  • 朝、コーヒーを淹れたら

    なら(行動)お湯がわくまで、今日の予定を 3 つ書く
  • 帰宅して、かばんを置いたら

    なら(行動)そのまま靴をはき替えて、10 分歩く
  • 夜、歯をみがいたら

    なら(行動)本を 1 ページ開く
  • 雨で走れない日は

    なら(行動)部屋でストレッチを 5 分する

習慣化とのつながり

習慣は、同じ場面で同じ行動をくり返すうちに、その場面が来ると考えずに体が動くようになったものです。if-then プランニングで「場面と行動の組み」を決め、それをくり返すことが、習慣づくりの入り口になります。

食べることの習慣を調べた研究(Keller ほか 2021)では、決めた場面で計画どおりにくり返した回数が、習慣になったかどうかを大きく左右していました。決めるだけでなく、決めた場面で実際にやることが大切です。

参考にした資料

記事は、習慣づくりの研究を一般向けにまとめたものです。体や心の不調、眠りの悩みについては、医師などの専門家に相談してください。

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