色弱の人にも伝わる、資料や伝え方の工夫
いちばん大事なのは、色だけで区別しないことです。線の形や模様、文字、位置でも区別できるようにすれば、色が見分けにくくても伝わります。
あわせて、色の名前だけで伝えない、見分けにくい組み合わせを避ける、の 2 つを気をつけると、多くの場面で困りごとが減ります。
グラフ・地図・資料
- 線や柄でも区別する。 折れ線は実線・点線・太さを変え、棒や区域には模様をつける
- 凡例に頼らず、近くに名前を書く。 線の端に「売上」のように直接書けば、色を照らし合わせなくてすむ
- 凡例には色の名前も書く。 色が区別できても、何色かがわからない人がいる
- 明るさの差をつける。 文字と背景、隣り合う色に明るさの差があると見分けやすい
2色覚の人に伝わるようにしておけば、異常3色覚の人にも伝わります。
ふだんの会話や授業
- 「赤いファイルを取って」ではなく、「右から 2 番目のファイル」のように、場所や形を添える
- 黒板では赤や緑のチョークを避け、白と黄色を中心に使う
- 色の名前で答えさせる問いを避ける
- どの色が見分けにくいかは人によって違うので、決めつけずに困っていないかを聞く
つくったものを確かめる
つくった資料が見分けやすいかは、見え方のシミュレーターで確かめられます(色弱の人には、色がどう見えている?)。色を変えても区別がつくかを見ておくと安心です。
参考にした資料
この記事は、色の見え方の一般的な説明です。診断や治療の代わりにはなりません。見え方が気になるときは、眼科に相談してください。