色弱の人には、色がどう見えている?
白黒に見えているわけではなく、色はカラフルに見えています。違うのは、多くの人が別の色だと感じる組み合わせの一部が、似た色に見えることです。たとえば赤と緑、オレンジと黄緑などです。
どの色が似て見えるかは、タイプ(1型・2型・3型)と強さで変わります。下のシミュレーターで、タイプごとの見え方を確かめられます。
白黒の世界ではない
「色弱」と聞くと、白黒の写真のような世界を思い浮かべる人がいますが、ほとんどの場合はそうではありません。空の青も、木の緑も、色として見えています。
色がまったく見えない「1色覚」もありますが、とてもまれです。
シミュレーターで見え方を比べる
見本の絵か手元の写真を選び、タイプと強さを変えてみてください。左が多くの人の見え方、右がそのタイプの見え方の近似です。
見え方のシミュレーター
2型を選ぶと、赤と緑、茶色と緑が、どちらも黄土色に近い色になるのがわかります。路線図やグラフのように、色だけで区別しているものほど、見分けにくくなります。
小さいもの、暗いところで見分けにくくなる
似て見える色でも、明るいところで大きなものを見るときは見分けられることが多くあります。見分けにくくなるのは、色のついたものが小さいとき、まわりが暗いとき、疲れているときです。グラフの細い線、小さなランプ、夜の道などがそうです。
参考にした資料
- 日本眼科医会「色の見え方」(2018 年)
- Viénot, Brettel & Mollon (1999) Digital video colourmaps for checking the legibility of displays by dichromats
この記事は、色の見え方の一般的な説明です。診断や治療の代わりにはなりません。見え方が気になるときは、眼科に相談してください。